【お遍路03】愛媛で出会った人生を変える船とバイク!瀬戸内海フェリーで見た『菩薩の道場』の真実

四国八十八ヶ所 お遍路の旅

愛媛は札所と海とバイクの交差点だった

激動の高知編を終え、愛媛県にやってきた私。

まず感じたのは愛媛県は海が穏やか。今回はその穏やかな海を満喫するために、なんと最新の瀬戸内海フェリーに乗って愛媛県に上陸しました。

愛媛県は外国人お遍路さんがいっぱい!そこで出会った外国人お遍路さんとのユニークな出会い、そして札所めぐりの途中で出会った全日本HED大会(ハードエンデューロ)のレースの模様も合わせてお話しします。

40〜59番を巡った感想としては・・・

「もしかして私、お遍路めっちゃ楽しんでる!?」です。

それでは最後まで読んでいただけると幸いです。

お遍路中断!?バイクごと乗った感動の船旅「シーパセオ」

今回、高知県での修行を終えて、少し旅としての楽しみを愛媛編では味わいたいと思い、行き帰りをフェリーに乗ってみることにしました。

手前に見えるのが高速船、バイクや車は乗れないが松山港まで1時間で移動できます。私が乗船するのは奥のシーパセオ、途中呉港に立ち寄り3時間の船旅を楽しめます。

早朝の広島港。この景色だけでもワクワクします。
松山の名札をつけてもらったセロー。二輪は最初に乗り込むので最前列でドキドキ待ち時間。

早速、乗り込んでびっくり!まるで高級ホテルのロビーのような船内です!

特に私は↑このOZASEKIエリアが大好きで足元が広く、旅行者・ビジネス使用の方々が海を見ながら思い思いの時間を過ごされていました。

売店はシーパセオオリジナルグッズ、広島・愛媛土産も購入できます。売店のお姉さんも優しくて好き。

私は売店名物の肉うどんを注文し、瀬戸内海を見ながら本日巡るお寺の予習をします。

『菩薩の道場』で起きた国際交流と予期せぬレース観戦

第57番札所「永福寺」で出会った外国人お遍路さん。マイク。

本堂・大師堂の前で一生懸命、般若心経を唱える姿に心を打たれて見ていると、

「ここはどうやって言えばいいでしょうか?」と般若心経についてレクチャーをすることに。

お寺の人も出てきてみんなで般若心経をリズムを取りながら大合唱。

「The Ohenro is very religion culture. Is it Okay for you?」と覚えたての英語で聞いてみると、多くの外国人が宗教的ではなく”パーソナルな意味合いをもった観光体験”として参加しているとのこと。

でも個人的には、しっかり衣装も揃えて、文化に馴染もうとしてくれているように見えてすごくリスペクトがありました。

マイクがくれた自国フィアデルフィアのカード。文字の中には有名な観光名所が描かれている。

マイク曰く、「日本のカレーとラーメンは最高。夜遅くまで食べられるし凄い美味しいのに安い!」と大絶賛。家族で来るときは絶対にカレーとラーメンを食べるらしい。

また日本は魚・肉・野菜・なんでもお米の上に丼ぶりとして食べる。それが面白い、と絶賛されていました。嬉しいね。ありがとう、マイク。

菩薩の道場で多様な価値観に触れ、お遍路をしていることを誇りに思いました。

まさかの遭遇!旅の途中で見たバイクレース

人間とマシンの限界を越えた泥地獄!選手は味方、敵はコース。バイクの格闘技ハードエンデューロレースを見てきました。

愛媛に朝から降り続いた雨は、コースを人間が歩くのも困難な泥の沼へと変貌させていました。

そんな過酷な状況でもむしろワクワクしながらレースを走る選手たちや、それを見守る観客に

「つらい時ほどワクワクする」というその菩薩の心意気に心揺さぶられ、いざ観戦!!

あまりに過酷なコースゆえに選手同士のヘルプはOKになっています。

「敵は選手ではなく、コース。」この精神ってちょっとお遍路じゃないですか?

海外では有名なバイクレースですが、日本でこんなに本格的にトップライダー達のレースを見られる機会ってないと思うんです。

色んな色のバイクとウェアが自然の中で異彩を放っています。

挑戦して登り切った選手には大歓声が、そしてチャレンジして派手に落ちてきた選手にもまた大歓声。バイクが壊れても両手をあげてアピールするその無邪気さと過酷なコースとのミスマッチがこのレースの醍醐味かもしれません。

⚠️観客の「逃げスキル」も試されます。

コース1周13セクション。全部見て回ってもよし。自分好みなセクションに張り付いてもよし。

推し選手を先回りしてもよし。そんな感じで3時間ほどのレースが終わります。

表彰式の様子。泥だらけでも笑顔な選手達は輝いて見えます。

静けさを知るお遍路旅とは全く逆なようで、「ゴールを目指しながら、自分自身と戦いながら困難な状況でも諦めずにチャンレンジする」といった共通性が見えて、とても心動かされました。

またスタッフの方もとても親切で、お遍路中に突然現れた私におすすめのセクションや注意事項などを丁寧に教えてくれました。

興味があれば、ここからレース予定をチェックして、近場のレースを見に行くことをおすすめします。年間カレンダーのハードエンデューロってところが今回のレースになります。

▶︎CROSS MISSION!!!のサイトはこちらから

札所巡り:愛媛の札所で見つけた「旅の区切り」

まず予想外に過酷だったのが第45番札所「岩屋寺」さんです。

標高700メートルにあり、山全体が本尊となっております。

歩きが得意な私でも15分ずっとのぼり&階段は「あ、ちょっとアレかも。嫌かも。」と修行の足りない言葉が漏れてしまう程でした。

人懐っこい茶トラさんと、臆病な黒猫さんが道案内をしてくれます。

写真では伝わらないですが、斜度がすごいです。5歩歩いては絶望、5歩歩いては絶望の繰り返しです(笑)

カールルイスの凄さをこの日ほど実感したことはありません。この日から尊敬する人リストにカールルイスが追加されました。坂・階段のみの15分は想像以上です、本当に。

途中で見つけたお尻みたいなこキノコ。疲れすぎてこのキノコを5分ほど眺める休憩時間が生まれました。

お察しの通り、岩屋寺さんの御本尊は不動明王です。

お寺を回るとき御本尊を調べずに着いた時のお寺の雰囲気で御本尊を当てるゲームをしているのですが、ここは岩壁を目指して歩いている時点で「絶対ここ不動明王」と思ってました。

正面左の岸壁に不動明王の石像が封じ込められています。すげ〜。

ちなみに帰りは登ってくるお遍路さん達に「あと少しです。頑張ってください。」とお伝えしながら登っていました。私がおしりキノコを目の前に心が折れている時に、声をかけて下さったお遍路さんの言葉で、その一言で力をもらったからです。

続いてお遍路好き、お寺好き、そして映画好きならピンとくるかも知れないお寺です。

第57番札所「永福寺」さんです。

勘の良い方ならこのアングルだけでの、あれだ!と思う方もいるかも!?

そうです。伊藤淳史さん主演の「ボクは坊さん。」の舞台であり、実際に主人公がご住職をされているお寺なのです。

「僕は坊さん。」は、超カジュアルな若者が、ある日突然、四国のお寺の住職になっちゃった!という、実話を基にしたコメディ&ヒューマドラマで、すごい面白いです。

お笑い芸人、笑い飯の哲夫さんがされているPodcastにご住職の白川さんがご出演されている時の回もとても興味深く面白い内容になっています。ぜひ聞いてみてください。

聖地巡礼気分で、「あ!ここ映画で出てた建物だ!」と見て回るのも楽しかったです。

この日はご住職には出会えず、また何周か回ったら会えるのかな〜と思いつつ、またくる理由ができたなぁなんて言いながら憧れのお寺を後にしました。

愛媛お遍路で見つけた「泊まった良宿」「遍路向きうまい店」

今回泊まって良かったお宿はこちらです。

選んだ理由は、

①安い

②サウナ付き温浴施設が入り放題

この2点でした。

併設されているスーパー銭湯は入り放題で早めのチェックインして旅の疲れを癒しました。
オーナーさんの趣味でホテル内にはバイクがいくつも飾られています。
素泊まりプランでしたが隣接の温浴施設で館内着のまま夜ごはん・モーニングをいただくことができます。

続いて、お遍路さんに教えていただいたうどん屋さんです。

これまでの行程で、1番好きなコシが強いうどんと店内の雰囲気でした。特に注文を取ってくれるお姉様方が親切でほっこりしました。

うどんは少なめにしました。いっぱい食べられる人は大盛りもありますのでご安心ください。天ぷらも揚げたてで美味しい。

そして愛媛県と言えば、道後温泉でございます。

私個人的には道後温泉本館ではなく、そのまま目の前の商店街を直進した先にある

『道後温泉椿の湯』がおすすめです。450円で入れます。

そして入浴後は近くの鯛めし屋さんに行きました。

愛媛県には鯛めしが2種類あります。鯛とご飯を一緒に炊く鯛めしと、今回食べたお刺身に卵をといたタレをつけてご飯にかける鯛めしです。お好み焼きの広島風と関西風みたいですね。私は宇和島では主流の今回食べた鯛めしが好きです。

最後に

愛媛はまだ59番までしか回れておりませんが、ここまでだけでも大ボリューム。

というよりお遍路を進めるごとに色んな人やモノに興味が湧いて、感性が磨かれているのか、沢山の出会いが舞い込んでくるように感じます。

いつも帰りの車で「良い旅だったなぁ〜」と思って涙が止まらなくなるのですが、これはお遍路効果でしょうか、それとも加齢でしょうか(笑)

長く書きましたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

最後に、お遍路59番までに出会った看板猫ちゃんたちでさよならしましょう^^

第9番札所「法輪寺」で出会った猫ちゃん。お尻ぽんぽんが大好き。普段は納経所近くでゴロゴロしています。
第45番札所「岩手寺」さんの門番猫ちゃん。道中1番人懐こい猫さんで、餌がないことがわかると退散します。
第51番札所「石手寺」さんにいる猫さん。主に納経所の石段にいます。お尻より頭頂をガシガシされるのが好きです。
第56番「泰山寺」さんの大師堂でくつろぐ猫さん。怖がりなのでパーソナルディスタンスを狭めると逃げます。

それではまた次回も読んでいただけると嬉しいです。

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